人に優しい企業

10月18日、東京品川ロータリークラブ主催の「補助犬と学ぶ心のバリアフリー」セミナーに参加しました。セミナーでは、日本補助犬協会から講師をお招きし、補助犬の現状や社会的理解を深めることを目的とした啓蒙発動が行われました。

「補助犬」には、目の不自由な方を導く盲導犬、身体が不自由な方の生活を支える介助犬、そして耳の不自由な方に音を知らせる聴導犬の3種類があります。

現在、全国で登録されている補助犬は約1,000頭。その内訳は、盲導犬が798頭、介助犬が57頭、聴導犬が51頭です。盲導犬は少しずつ社会に浸透してきているものの、まだ十分な数とは言えない状況です。

1頭の補助犬を育成・訓練し、平均寿命である約10年間サポートするには、1頭あたり約500万円の費用がかかると言われています。国からの助成金は約150万円にとどまり、残りは多くのボランティアや寄付によって支えられています。2002年に「身体障害者補助犬法」が施行され、障がいのある方々の自立と社会参加を促進する制度は整いましたが、補助犬の存在や役割についての社会的理解はまだ十分とは言えません。

少しでも補助犬への理解を深めて貰うため、当日は地元・品川商店街の皆さんにもご参加いただき、「補助犬Welcome」のステッカーをお配りし、店頭に掲示していただく取り組みも行われました。また、実際に補助犬が会場で生活のお手伝いをするデモンストレーションも行われ、人懐っこく、よく訓練された補助犬の姿に、多くの参加者の笑顔が広がりました。

介護用ロボットなどの技術が進歩する一方で、補助犬には人を笑顔にする「心のつながり」という大切な役割があります。人と人、人と動物が支え合うことで生まれる安心感やぬくもりは、ユーザーにとってセラピードッグのような存在でもあり、「簡単に代替できない」存在だと感じました。

補助犬を連れた障がい者に出会ったら・・・私達の取るべき行動についても学び、わずかではありますが、補助犬の活動資金への募金も行い、充実した休日となりました。

日本リックの行動指針は、

「人に優しい企業を目指して」

この経験を通じて、見聞を広げることができました。

私たちが介護事業・人材ビジネスを通じて、働く人、ご利用者様、ご家族の皆さまが、今よりも豊かで安心して暮らせる社会を支えていきたいと考えます。

日本リック株式会社
代表取締役 日高一隆

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