日本全国で8月は記録的な猛暑でしたが、9月も猛暑予報が続いています。以前のようにフルマラソンの大会に出場することはなくなりましたが、体力維持のために、今でも週末は20km程度走っています。毎年のように記録を更新する暑さに加え、加齢も重なり「もうやめたい」と何度も思いながらも、走り続けています。
今年は安全衛生法が改正され、熱中症対策が義務化されました。日本リックケアステーションでは、ヘルパーの皆さんに対して以前から暑さ対策を行っていましたが、さらなる強化が求められています。集中豪雨も全国で多発しており、人的被害も発生しており、自然災害のリスクが高まっています。
併せて今日9月1日は「防災の日」です。全国各地で防災訓練が行われ、報道でも災害への備えについて取り上げられる日になるでしょう。自然災害の多い日本に暮らす私たちにとって、過去を振り返り、未来の安全を考える機会となります。
私の近所には、関東大震災で甚大な被害を受けた陸軍被服廠跡があり、幼い頃から地域では防災教育が盛んでした。近隣のすべての小学校が社会科見学でこの被服廟跡を訪れ、避難訓練や震災の語り継ぎを通じて「災害を忘れないこと」と「災害に備えること」の重要性を学んだ記憶は、今も強く心に残っています。近年では地震や台風だけではなく、前述した猛暑や豪雨といった自然災害が増加しており、防災の重要性は以前にも増して高まっています。
人材サービス企業は、多くの方々の生活の中心である「仕事」を支え、日本リックケアステーションは多くのご利用者やご家族の方々の暮らしに関わっています。万一の災害時にも社員・ヘルパーの皆さんの安全を守り、事業を継続することが私達の責務です。会社として自然災害への体制を整備すると同時に、平時から社員一人ひとりが防災意識を持ち、災害が起こった際にも、人に優しく、互いに支え合える環境を築くことを大切にしていきたいと思います。
日本リック株式会社
代表取締役 日高一隆