多様性と一体感

11月には社内のゴルフコンペと人材サービス部門の互助会イベントを開催しました。介護サービス部門のイベントは来年2月に予定されています。これらの社内行事は、コロナ禍を除き30年以上続く、日本リックの歴史の一部です。

近年、当社では多様な働き方を推進するため、さまざまな制度を確立し、その結果、社外で勤務する社員も多数在籍するようになりました。介護事業所も新規開設を進め、現在は22拠点となりました。全社員が一堂に会する機会は、3月に実施するキックオフ懇親会のみとなり、通常業務では他事業所の社員同士が顔を合わせる機会が減っています。

こうした状況の中、互助会のイベントは社員の勤務形態に応じて3回に分けて実施し、ゴルフコンペは年2回開催しています。今回の11月のイベントでは、互助会加入者であれば初心者でも参加可能としました。

日本企業は「失われた30年」の停滞期やリーマンショック等による景気低迷、さらにコロナ禍の自粛ムードを経験し、こうしたイベントを取りやめる企業が数多くありました。しかし、日本リックは、時代に合わせて形を変えながらも、こうした機会をできる限り継続してきました。

より多くの社員が集まり、コミュニケーションを深めることで、一体感を持って事業を運営したいという思いを込めています。イベントを継続することは、日本リックの誇りであり、事業運営にもつながる企業文化だと考えています。

企業文化とは、社員の間で無意識に共有されている価値観や行動です。創業以来の経験の積み重ねから生まれた伝統や考え方が文化となり、社員の行動を通じて外部から見た会社のイメージを形成します。企業文化を創造するには、長期にわたる「継続」が不可欠です。良い文化を持つ組織では、安心感や信頼関係が生まれ、チームワークに結びつき、良い成果につながると信じています。

私たちの事業は、多くの人々の労働参加によって成長します。多様な人材が活躍できるよう、全社員がこの企業文化を継承し、「一体感」を持って業務に取り組んでまいります。

日本リック株式会社
代表取締役 日高一隆

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