導入企業様
- 業種:情報・通信業
- 従業員数:100人~999人
- 導入サービス:人材派遣
課題
- 自社アプリケーションの対応プラットフォームが増えることで、リリース前のテストと検証の作業量が増加し、テストチームの残業が増加
- 経験豊富な社内メンバーに作業が集中し、特定のメンバーの作業量が増加
- 数か月後に予定されている大規模なプラットフォームバージョンアップに対して、現在の方法では対応が難しい
解決
- リーダー経験とマネジメントスキルを持つ派遣社員を配置
- 設計から製造まで対応できる開発技術者(エンジニア)をテストチームに配置
- これらの人材によりテスト工程の自動化を進め、自動化ツールを開発・リリース
施策
- JSTQBなどの品質評価に関する知識とマネジメントスキルを持つ人材がテスト業務全体を見直す
- 工数増大の原因が「定型テスト」であると判断し、自動化ツールの開発・リリースで生産性と品質を向上させる
テスト工程の自動化で工数削減と品質向上を両立
アプリケーション開発の全工程を内製化している場合、特定の知識や経験を持つメンバーに業務が集中しがちです。人員を増やさずに生産性を向上させるには、業務の可視化と外部人材の有効活用がポイントとなります。
テスト・検証に関する知識と経験を持つ人材が、テスト自動化の仕組み作りに着手し、環境構築や各種テストツールの開発を進めました。この自動化ツールの導入により、テスト検証部門の作業工数を25%から30%削減することに成功しました。その結果、新たな人員増強やメンバーの過度な残業を避けつつ、大型バージョンアップにも対応できました。
また、定型テストの自動化により、テストメンバーの工数を非定型テストに振り向けることができ、リリース前の障害発見率が向上し、製品全体の品質向上を実現しました。
現在、開発技術者が社員やメンバーにツール開発のレクチャーを行い、各テストメンバーがツールを作成することで、さらなる業務の効率化を目指しています。