テスト工程の自動化で工数削減と品質UPを両立

自社サービス拡大がもたらす業務量の増大と脱人海戦術
– テスト工程の自動化で工数削減と品質UPを両立 –

開発からテストまで、アプリケーション開発における全ての工程を内製化している場合、知識や経験を有する特定のメンバーに多くの業務が偏りがちです。人員を増やすことなく、生産性を向上させるポイントは、業務の可視化と外部人材の有効活用にあります。

課 題

・自社アプリケーションの対応プラットフォーム拡大に伴い、リリース前のテスト・検証業務の工数が増加し、テストメンバーの残業が増大化
・生え抜きで経験豊富なメンバーに作業が集中し易く、特定メンバーの工数増加が顕著になっている
・数か月後に更なるプラットフォーム大型バージョンアップを控え、人海戦術以外の対処方法が思い当たらない

解 決

○リーダー経験・マネジメントスキルを有する人材を派遣社員として配置
○設計から製造まで対応できる開発技術者(エンジニア)をテストチームに配置
○両名によりテスト工程の自動化を実施、同業務の自動化ツールを開発・リリース

日本リック営業担当の取組み・提案内容

■JSTQB等品質評価に関する知識とマネジメントスキルを有する人材がテスト業務全体の見直しを実施
■工数増大の原因を「定型テスト」と類推、自動化ツールの開発・リリースで生産性と品質の向上を実現

テスト・検証関連の知識・経験を有する人材が、テスト自動化の仕組み作りに着手、環境構築と各種テストツールを次々とリリース。自動化ツールの活用により、テスト検証部門の作業工数を25%~30%削減に成功。新規の増員や、過度の残業をメンバーに強いることなく、大型バージョンアップの対応を完了。また、定型テスト自動化により、テストメンバーの工数を非定型テストに投入。リリース前の障害発見率が向上し、製品全体のクオリティ向上が実現しました。

現在は、開発技術者(エンジニア)から社員・メンバーにツール開発のレクチャーをスタート。個々のテストメンバーによるツール作成により、更なる業務の効率化を目指しています。

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